わいせつ教員対策、教員免許法改正方針を表明 文科相
産経新聞 2020.7.22 12:29
萩生田（はぎうだ）光一文部科学相は２２日の衆院文部科学委員会で、児童生徒へのわいせつ行為で教員免許が失効しても３年後に再取得を可能としている教員免許法を改正する方針を示した。「私の責任で、できるだけ速やかに法案を提出することを念頭に進めていきたい」と述べた。自民党の池田佳隆氏への答弁。
文科省は、子供たちにわいせつ行為をした教員は、原則として懲戒免職とするよう教育委員会などに要請。懲戒免職となったり、禁錮以上の刑が確定したりすれば、免許は失効するが、現行法では３年後に再取得できる。
政府は６月、性犯罪・性暴力対策を強化する方針を決定。教員免許に関しても厳しく見直す方向で検討するとした。
萩生田氏は省内にプロジェクトチームを作り、法制上の課題や他制度との関係などを整理していると説明。「非常に重要な問題と考えている」と改正に意欲を示した。